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　10月30日、桜丘中学校の２年生をのせた飛行機が韓国へと旅立ちました。ソウルとプサンを巡る3泊4日の待ちに待った語学研修旅行です。

 

　北朝鮮を眺めることができる「統一展望台」や、朝鮮王朝の王宮として建造された「景福宮」、韓国で最も美しい寺院とされる「海東龍宮寺」などの歴史的建造物はもちろんのこと、若者の街である明洞の自由散策、ミュージカル「NANTA」の鑑賞、ロッテワールドにロッテモール、伝統衣装「ハンボ」を着ての写真撮影など、楽しい予定も目白押しの旅となりました。さらに「景福宮」では、観光客の方に英語で話しかけ一緒に写真を撮るというミッションも決行！人見知りしないかな…と心配していた教員一同ですが、我々の予想を大きく上回り外国の方と積極的に会話を試みる姿が沢山見受けられました。

 

 

　そんな中でも、今回の旅の目玉は2日目のソウル、3日目のプサンで行ったフィールドワークです。10の班に分かれ、韓国の街をそれぞれ散策しました。このフィールドワークに向けて、これまで２年生は総合の時間を使い、韓国の「食文化」や「教育」「生活」「文化」など、班ごとにそれぞれ与えられたお題に対し調べ学習を重ねてきました。今回の活動は、そのお題に沿った建造物や施設を訪ね、実際に五感で体感しながら、自分たちの調べてきた内容の深掘りや新たな発見を行うことが目的です。　

　そしてなんと、韓国の街を案内してくれるのは、日本語を勉強している現地の大学生の方々！彼らの堪能な日本語に助けられながら、そしてコミュニケーションを楽しみながら、生徒たちは「国立民俗博物館」や「戦争記念館」、「延世大学」などの施設を実際に訪ね、貴重な経験を積むことができました。また、博物館などの施設以外にも、世界一高いスターバックスがあることで有名な高層ビル「X the sky」や食べ物・お土産買い放題の「国際市場」を訪れたり、お昼にはお洒落なカフェでご飯を食べたりと各班で観光も存分に楽しむことができたようです。

 

 

 

　しかし、ただ楽しむだけでは終わらないのが語学研修旅行。貴重品をなくさないよう持ち物を管理したり、集団行動を意識して誰かに言われなくても自分で時計や先生たちの指示を気にかけたり、普段の生活以上に自己管理をして過ごさなければいけません。特にパスポートに関しては、1日のうちに何度も全員で持ち物チェックをして管理を徹底しました。

 

　その甲斐もあり、11月2日、2年生は語学研修旅行の全課程を終え無事に学校へ帰ってくることができました。生徒たちが、楽しい思い出とともに、自分たちが成長できたと実感できるような確かな達成感も感じてくれていることを願います。

（文責：ワドー）