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2023.07.12

普通科

自己の内面の変化

7月12日(水)の1限目と2限目に弁論大会が行われました。普音科2学年からは2名の生徒が弁士として選出されました。今回はその発表内容と風景をお伝えしたいと思います。
 
1人目は2年2組の加藤花音さん。タイトルは『毎日に感謝して』でした。
 
「皆さんには今叶えたい夢はありますか」という印象的なフレーズから弁論は始まりました。かつてバレエの先生になるという夢を怪我で諦めなければならなかった過去があり、そこから心機一転を図り、桜丘高校へ入学しました。しかし、今度は彼女に勉強という壁が立ちはだかりました。入学して最初のテストでは納得できる点数がとれなかったのです。そこから教師の支えもあり、彼女の成績は伸びていきました。今では、苦手だった英語が好きになり、英語教師になるという新しい夢を追いかけています。

2人目は2年4組の神田怜那さん。タイトルは『攻撃的な言葉で傷つく人を減らしたい』でした。
 
彼女は他人と比べてしまう自分を弁論のテーマにしました。彼女は小さい頃から書道を習っていましたが、どうしても自分と他人を比べてしまうくせがありました。後から入ってきた生徒が先に昇級していくたびに落ち込んでいたのです。しかし彼女はそこから考え方を改めることになります。中学校に入り、彼女は自分の字を褒められるようになると、それが少しずつ自信となり、書道も好きになっていきます。そこで彼女は比べるべきは自分と他人でなく、過去の自分と今の自分なのではないかと気づきました。

2人とも少々緊張した面持ちではありましたが、最後まで頑張り切りました。そんな二人に感想を聞きました。
加藤:「はじめはすごく緊張したけど、話していくうちに少し緊張がほぐれ、自分なりの最大限の弁論ができました。弁論大会に出るまで先生や友人に助けられて感謝しています。」
神田:「文章がなかなか完成しなかったので緊張したけど、思い切って話してみたら、リラックスできて伝えたいことを自分の口で話せたのでよかったです。」
 
今回普音科2学年から弁論に臨んだ2人はともに自己の内面の変化をテーマにしていました。多くの人の前で発表する経験はめったにないことであり、今回の発表がすべて思い通りにできたとは限らないかもしれませんが、この経験は彼女たちを一段と成長する機会になったと思います。これからの彼女たちの活躍にも期待したいです。
 
(文責:福冨)
 
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