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2022.05.10
普通科
なまけものってどんな生き物だろう?
「なまけものってどんな生き物なんだろう…?」
3年生の現代文で別役実さんの『なまけものコンプレックス』を読みました。
“なまけもの”って名前は聞いたことあるし、なんとなく動物のシルエット想像できます。ただ“なまけもの”とはどんな生態なのか詳しくはみんな分からない状態でした。
今の時代はSNSがとても流行しており、高校生にとってなくてはならない存在になっています。
そのため、『なまけものコンプレックス』を読む前になまけものに関することで分かることをインスタグラム風の用紙に書きだしてもらいました。
「目に見えるものが真実とは限らない。なまけものはただぶら下がって生活をしているだけなのか。それにどのような意味はあるのか。なまけものコンプレックスの世界にようこそ。」
教科書の本文では私たち“人間”と対比して“なまけもの”の生態について書かれていました。
例えば「なまけものってアインシュタインの業績に並ぶほどすごい。」とか、「実は人間もなまけもの同様木の枝にぶら下がっていたのではないか。そしてなまけものだけがやめずにぶら下がっているのではないか。」などが書かれており生徒たちは毎度毎度「え!」と驚くことばかりでした。特に生徒たちが驚いていたのは「なまけものには盲腸がない。」ということです。人間にはある臓器がなまけものにはないということで驚きが隠せない様子でした。
教科書の本文を全部読み終わった後に再度インスタグラム風の用紙を使用し、『なまけものコンプレックス』のまとめを行いました。最初に書いてもらった時は“なまけもの”の印象が「かわいい」とか「マイペース」という意見が多かったものがそれぞれ、初めて知ったなまけものの生態やその称賛されるべきところなど“なまけもの”について詳しく知る前では分からなかったことを各々書き、インスタグラム風の用紙で更新しました。
そもそも“なまけもの”という名前も勝手に人間が名付けたものでああり、英語でも怠惰という意味がある「Sloth」と呼ぶそうです。
何に関しても固定概念にとられずまず知ることが大切ではないでしょうか。
(文責:北村)