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2024.11.28

普通科

平和探究プログラム~普音科2学年修学旅行2日目~

前回の記事にもある通り、普音科2学年は11月25日 (月) から修学旅行で沖縄に来ております。初日は、沖縄美ら海水族館などを満喫しましたが、2日目では桜丘学園が重きを置いていることの一つでもある「平和」に関して探究ができる内容となりました。午前中は白梅之塔や糸数壕など沖縄戦の歴史を学ぶことのできる場所へとクラスで分かれて行きました。午後からは2つのグループに分かれてそれぞれ、沖縄県立普天間高等学校と沖縄県立前原高等学校と学校間交流を行いました。今回の記事でも、2日目の生徒たちの感想をご紹介したいと思います。

 

「今日は浦添城に行きガマや城壁、どんな地形かを学んできました。地形は崖になっており攻めてきたアメリカ兵は崖を昇らなければならず、戦車では行けないため、回らないと行けないと学びました。昼ごはんはタコライスを食べ、クラスメートがホットソースを沢山もらっておりそれをかけて食べて汗をかいてて心配になりましたが大丈夫そうだったので安心しました。そしてその後普天間高校に行き宝探しゲームを行いました。交流をしてから平和に関するディベートをしました。驚いた事は、普天間の生徒達は、聞いた人数は少ないですが米軍基地に肯定的な意見を持っていたことに驚きました。」

 

「平和探求プログラムでは、事前に学んでいたこと以外にも知ることができました。どうすれば平和な社会を築けるか考えることが大切と教えていただけたので、今日感じたことを元に考えていこうと思いました。また、学校間交流では事前に調べたことを発表したり、ディベートをしたりと有意義な時間を過ごすことができました。最初は緊張したけど、レクを通して協力し、話すことができたのでみんなと仲良くなれました。違う地域に住む同年代の人と交流できる機会はなかなかないのでとても楽しかったです。」

 

「今日は糸数壕と普天間高校へ行きました。糸数壕へ行く前は正直ただの穴なんじゃないかなと思っていてしっかりと考えていませんでした。ですが入っていって、ガイドさんの話を聞いているうちにこんな真っ暗闇なところでずっと過ごしていると考えるととても恐ろしいなと思いました。集団自決は起こらなかった所でしたが失った命の尊さはしっかりと学ぶことができました。

普天間高校では交流をし、最初にレクリエーションを行いました。珍しい苗字の人が多くとても驚きました。発表もうまくいき、ディベートでは沖縄県民だからこそ知っている基地がある悪い所や良いところをしっかり聞くことができました。」

 

「糸数アブチラガマは電気がないことやガイドさんの進行の仕方などもあり本当に当時の状況を体験することができ、強く心に来るものがありました。普天間高校での高校交流では、全く違った境遇で育ってきた同年代との交流ができ基地問題などの物事の考えをより深めることができました。また高校の近隣にある普天間基地を見て、思っていた以上に近くに基地があり、高校交流時もヘリコプターの音が聞こえるなどがあり考えさせられた。」

「修学旅行2日目は平和探究プログラムということで平和に関することを考えさせられるものでした。私は午前中、佐喜眞美術館を訪れました。そこでは、沖縄戦の惨状が生々しく描かれている作品が多く展示されていました。特に私が印象に残っている作品は「沖縄戦の図」です。その作品の中で描かれている人は目がありません。館長さんの話によると、戦争中は希望を全く持てないということで人の目が描かれていないそうです。作品を通して戦争の悲惨さと沖縄戦で被害にあわれた方たちの悲しみを感じました。午後は、前原高校と学校間交流を行いました。豊橋市の名菓でもあるブラックサンダーに事前に作成した名刺をつけて渡しました。前原高校の生徒と名刺とブラックサンダーをきっかけに話をすることができたのでとてもよかったです。また、沖縄県と愛知県で起きた戦争被害に関してのレポートを聞き、平和の重要性や戦争の悲惨さを改めて実感することができました。

(文責: 普音科2学年 竹之越)

 

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