Blog 校長ブログ
2025.01.14
「円陣を組む」と全員の顔が見える!
11(土)、ダンス部自主公演が無事に行われました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!校長の私が言うのも何ですが、本当に素晴らしかったです!
約2時間の公演ですが、休憩は途中わずか15分。あとはず~っと舞台上でパフォーマンスが繰り広げられている感じです。
「瞬きするのを忘れる」とはこういうことなんだと実感しました。高校生の躍動感あふれる姿に釘付けでした。そしてなぜか泣けてくる・・・。
日々の練習風景を見てますからね。こんな風にスポットライトを浴びて衣装を着てキラキラした姿を見てもらえる機会はほとんどありません。日々の練習は実に地味で苦しく、Tシャツやジャージはすぐに穴が開くし、足の裏は皮がめくれるし。メンバー決めのオーディションに受かれば嬉しいけど、落ちれば悔しさで気持ちを立て直せない時もあるし。
ただ、その人知れずの苦労があるから、本番のあの圧巻のパフォーマンスに至るのですよね。「苦労」とは、何にも代えがたい価値があります。高校時代に苦労をしたか否かで、人生が変わると言っても過言ではないと思っています。
来月には卒業していく3年生の部員たちにとっては、これが最後の公演。お互いへの感謝、親への感謝、顧問への感謝が溢れていました。自主公演のテーマ「CIRCLE OF FIRE」は、直訳すれば「炎の輪」。生徒たちは苦楽を共にしてきた部員で「円陣を組む」と、全員の顔が見ることができて、よし!行くぞ!と気合いを入れられる。その「円陣」の形態を「炎の輪」として、自分たちの燃えるような姿を見てほしいと、今回のテーマにしたそうです。
今朝一番に部顧問が校長室にあいさつに来てくれました。まだまだ疲れが取れない様子ですが、あそこまでの舞台を手掛けた後は、大人であっても高校生同様に、達成感のある清々しい表情をしていました。「疲れましたけど、やっぱり頑張って良かったなって思います。生徒たちに感謝しています。また一から頑張ります。」と穏やかに話してくれました。
そう、高校現場は3年サイクル。特に部活動は、3年間かけて成長させても卒業を迎えるとまた新しいチームを一から作る・・・という、終わりのない、少々気の遠くなる日常が始まるのがリアルなところです。
ダンス部の皆さん、本当にお疲れ様でした!素晴らしかったよ!ダンス部保護者の皆様、受付や運営など細かいところまでありがとうございました!