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2024.05.31

校長メッセージ

古希を超えても

核家族での生活が当たり前のこの時代ですが、生徒の中には「おじいちゃんと一緒に暮らしている」「おばあちゃんがお弁当を作ってくれる」という子も一定数います。ある意味、とても素晴らしいことですね。家族こそ社会の縮図、祖父母から新生児まで一緒に生活する中で、支え合ったり学び合ったり、叱られたり甘えたりできる。私は教育現場もそうありたいと思っています。若い教師ばかりだと、熱量はあるけど経験値からの指導力に欠けます。年長者ばかりだと、体力に限界はあるけど、経験値からの指導が生徒の成長を大きく加速させます。

桜丘の職場は、比較的年齢層バランスがいい方だと思いますが、この4月から、他職や他校でお勤めになられた先生が桜丘に来てくださいました。なんと、古希を超えています!とてもそんな風には見えませんし、とにかく経験値がすごいのです。生徒把握の速さに、若い教師が感心していました。

公開授業にお邪魔しました 流れるような授業展開、生徒たちの集中力もすごいです

パソコンもチョイチョイっと操作します あっ、この発言が年長者へのハラスメントですね すみません

先日ラジオで「高齢者は何歳から?」というトークをしていました。「高齢者」という言葉だけの意味なら、80歳くらいからかなと思いますが、トーク内容はそういうことではなく、再雇用や年金受給の観点でした。アメリカでは定年はなく、働きたい意志があれば何歳まででも働けると聞きます。年齢を重ねても仕事をする姿に、ものすごい価値と尊敬を感じます。人生100年時代ですから!

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