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2024.10.16

校長メッセージ

Peace Candle ~平和の塔建立から35年~

桜丘の正門を入ると、正面に佇む平和の塔。35年前の1989年10月15日、除幕式・点火式を行いました。その光景は私自身、一生忘れません。なぜなら私が桜丘に就職した年でした。

建立から丸35年となる昨日15日、平和委員会や普音科1学年の生徒たちを中心に学内企画として「Peace Candle」とネーミングし、平和の塔を小さな炎で囲み、鎮魂の祈りを捧げました。

平和の塔に今も灯し続けられている原爆の残り火は、実は建立の前年1988年に、当時平和教育の中心となって活動していた教員、佐藤先生(故)・高橋先生が、足繁く広島を訪れる中でやっとの思いで分火していただき、カイロに灯し続けていたのです。

その後、平和教育の担当教員は、自然発生的な形でバトンが受け継がれ続け、現在の担当教員は35年前の当時、近所の小学生でした。桜丘の平和の塔を見上げ、少年なりに何か感じるものがあったのだと思います。その後、桜丘の教員になったことも、さらに今、しっかり平和のバトンを受け継いでくれていることも、何だか運命的なご縁を感じます。

核兵器廃絶を願い、平和教育に役立てることを目的として建立した「平和の塔」。未来永劫、この炎も、思いも守り続ける学校でありたいです。

 

 

 

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