Blog 校長ブログ
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2025.01.24
①30年前の1.17
阪神淡路大震災から早30年の月日が過ぎたのだと実感しています。当時の経験を振り返って、綴ってみたいと思います。
17日その時・・はすでに起床していたのですが、豊橋でもしっかり揺れを感じました。テレビを付けてやがて映し出されたのは燃え盛る神戸の街、そして、横倒れになった高架橋。不安な気持ちで出勤すると、当時のボランティア部顧問がすでに動きを作っていました。今でもその時の自分の気持ちをどう表現したらいいのか分かりませんが、「神戸に行かなくては!」という気持ちが自分自身を強く支配していました。ボランティア精神?正義感?何なのか分からないですが、あえて自分贔屓で表現するなら、教師としても人としてもまだ経験値の少ない28歳の私が、単純に純粋に「人の役に立ちたい」と思ったのではと自分自身を振り返ります。
その後、居ても立ってもいられず1月末の日曜日に年下の女性教師と共に神戸に向かいました。列車やバスを乗り継ぎ、とにかく行けるところまで行きました。朝早く豊橋を出ましたが被災地にたどり着いたのは午後3時頃でした。震災から10日以上経った被災地は、まだ手付かずの状態。完全に鎮火していないのか、煙がくすぶっている箇所もたくさんありました。それらの光景や状況をふたりで目に焼き付け、支援ボランティアの会場に向かいました。ただ、そこも体制が整っておらず、慌ただしい状況。当たり前ですよね。逆に迷惑にならないように、必要な情報を得て帰路につきました。