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2022.07.15

校長メッセージ

「少し いいやつを作ってやりたい」

「桜丘は部活動が盛ん!」ということは、地域でもよく知っていただいています。お陰様で、校内には数々の賞状や楯、トロフィーが所せましと飾られています。
昭和の時代からの古いものは、校長室内に飾られていますが、私が生まれる前のものもあります。
もはや、時代を感じる骨董品です笑
ショーケースにお行儀よく並べられているこれらのものは、通りすがりに「ふ~ん、すごいな」と流し見する程度ですが、これらを獲得するまでの、生徒と顧問の努力を想像すると、頭が下がります。桜丘の部顧問は、勝てば「生徒たちがよく頑張ってくれた」と言い、負ければ「僕の采配ミスです」と言います。桜丘の生徒たちは、勝てば「苦しかったけど、監督に喜んでもらうために頑張った」と言い、負ければ「自分たちの努力不足です」と言います。楯やトロフィーを獲得すること以上に価値があることは、このような信頼関係を育むことだなと、つくづく思います。部活動は、高校生には必須アイテムとさえ思います。
昨年度、夏の全国大会で「柔道男子100kg超級」で優勝を果たした、笠井雄太君(現在、早稲田大学1年)という卒業生がいます。彼の優勝旗や優勝楯は、一年間桜丘で保管するのですが、このたび、返還の時期となりました。返還する優勝旗には、笠井君のペナントを括り付けるのが通例です。
分かりづらいかもしれませんが、手触りのいいシルバーの生地に、ゴールドの文字。とても重みを感じます。このペナントの発注に当たり顧問の先生が「少し いいやつを作ってやりたいんです」と私に伝えてくれました。師弟愛というのかな。とにかく、桜丘は「愛」があふれる学校です!
代々を見ていたら、こんなペナントも!オリンピック金メダリストのあの方です!
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