Blog 校長ブログ
2022.10.11
校長メッセージ
反社会 非社会
おはようございます!気持ちのいい朝です。今週の生徒たちは、13(木)から中間テストに入ります。学習しやすい季節。しっかりテストに向き合ってほしいです。
さて、桜丘には二人のカウンセラーの先生がおみえになるのですが、カウンセリングを受ける生徒や保護者にしっかり寄り添ってくださり、とてもありがたいです。月に1回、その先生方と連絡会を行っているのですが、毎回とても勉強になります。先日、9月期の連絡会を行う中で、こんなお話をしてくださいました。「生徒たちにとって、一番大切なことは、安心できる家庭があること。愛してくれる親がいること。残念ながら、その面で恵まれない生徒にとって、学校の役割はとても重要になる。社会には「愛のかけら」がちりばめられている。例えば、近所の方々、行政の方々、親戚の方々、そして何より、学校の先生方。その「愛のかけら」をかき集めて、その生徒を手当てしてあげるのが大人の役割。」深く感じるものがありました。「かけら」って、正直、決していいイメージの言葉ではないですが、かき集めたら大きな愛に変わると思うと、とても頼もしく感じます。家庭にも様々事情があります。家庭の責任にするばかりではなく、私たち「大人」がもっと柔軟に力を発揮するという発想が大事ですね。
また、こんなお話もしてくださいました。「心に問題を抱える生徒は、反社会か非社会か、どちらかの行動に走る。反社会は『暴力、窃盗、いじめ』など、非社会は『不登校、引きこもり、自傷行為、自殺』など。究極で言ったら、反社会行動に出る場合の方がいい。目に見えるから、大人が関われる。非社会行動は、家庭で抱え込んでしまい、なかなか他人が入れないことが多い。でも桜丘の先生方は、どんどん家庭に関わってくれるから、すごく救われると思う。」
そう言っていただき、とてもありがたいです。客観的に自分たちを見ることができます。現場の先生方は、家庭への電話かけ、家庭訪問など、積極的にしていきます。生徒と関わる中で後悔のないよう、できることはしていこうという意識が現場にはありますね。
今、教師こそ、学びたいし、元気になりたいという気持ちがあると思います。少なくとも私がそうですね笑。人生、謙虚に一歩ずつですね!