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2022.11.07

校長メッセージ

人を励ますうちに自分が励まされる

秋らしい今日この頃、コロナ第8波が忍び寄っているとのこと。コロナ禍になって早いものでもう、2年と8か月になります。目に見えないうえに強力な相手(ウィルス)と、何とかここまでやってきたなぁと自分も含めてそう思います。ウィルスの脅威を生きているあいだに体感したことは、ある意味良かったと思います。平穏な日々、安心安全のぬるま湯状態への警告になったのではないかと思います。しかも、この時代に生きているからこそ対応できたのでは。大昔はウイルスの仕業だと知るすべもなく、人々が亡くなっていくという事態が多々あったと思います。医学の進歩に感謝したいです。
校長職に就いて8か月、日々に追われてきたというのが実際のところです。現場の先生とのやり取りの中で、自分の気持ちとは裏腹な対応をしないといけないことが多々ありました。つまり、自分自身が少々落ち込んでいたり、もやもやしていても、その気持ちに蓋をして、笑顔で対応をするということです。基本的に相談を受ける側なので、こちらが元気でなければなりません。悩みや相談を持ち掛けられたとき、精一杯吐き出してもらい、その上で精一杯励まします。ポーズでそうするのではなく、心から元気になって欲しいからです。ただ、ふと思うのは、相手を励ましているとき、自分の発する言葉が自分自身に返ってきて、結果、自分をも励ましているなと。そういうことって、誰もが体験しているのではないでしょうか。無意識に気持ちの蓋を取って、ちゃんと自分自身を励ましていることに、ちょっと感動です。人って強い笑。秋はつい、そんなことを考えてしまいます。
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