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2022.11.25

校長メッセージ

2011年からずっと・・・

2011年3月11日、14:46。私は何かの会議中でした。揺れを感じ皆さん黙ったまま様子を伺いました。会議室の壁沿いに掲げられた、代々校長先生の顔写真が、揃って揺れるのを見るともなしに見ていたことを思い出します。後になり詳細がはっきりしてきて、「東日本大震災」という、忘れてはいけない日本の歴史に残る大災害となりました。「困っている人を助けるのは当たり前」の文化が根付く桜丘では、翌4月11日から豊橋駅前で街頭募金をスタート、毎月11日を「街頭募金の日」と定め、その後10年間に渡り実施し続けました。善意の皆様から募金していただいたお金は、被災地の方が必要とすることに遣おうと、被災地とのやり取りが始まりました。ボランティアも兼ねて被災地に向かった回数は10年間で数十回にのぼります。初めのうちはバス内で睡眠を取る形で「0泊3日」なんてこともありました。でも、それでは生徒たちの体調も心配です。そんな中出会ったのが気仙沼で宿を営む「明海荘(あけみそう)」の村上かよさんです。被災されているにも関わらず、桜丘生を受け入れてくださり、ボランティアに向かう度に関係を深めてきました。
その村上かよさんが所属する「気仙沼つばき会」が企画している「気仙沼漁師カレンダー」が毎年発行されるのですが、復興支援活動の一環で桜丘でも先生方がこの時期に購入します。先日申し込み用紙をいただき、私も注文しました!現地の漁師さんがモデルにもなっていて、飾り気がなくとてもダイナミックで、人間味あふれる写真ばかりです。
今年度のはこんな表紙。おしゃれですよね。
校長室のカレンダーとして使っています。
この時期が来ると、「カレンダーの頃かな・・・」と気仙沼を想います。来年度のカレンダーも楽しみに待ちます。では、良い週末をお過ごしください。
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