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2023.03.13

校長メッセージ

震災を考える日

10(金)6限、「震災を考える日」というテーマで全校集会を実施しました。先日3年生が卒業した分、体育館に余裕があり、久々の全校集会となりました。さらに、桜丘中学生は、別のホールにてリモート参加をしてもらいました。冒頭に1分間の黙とうを捧げ、そのままの静寂の中で自主活動担当の教員が語りました。「12年前の3/11、東日本大震災が発生した。みんなは4歳か5歳。記憶にはないと思う。先ほどの1分間の黙とう、長いと感じたのでは?でも、震災は数十秒で何もかも奪っていく。1分もかからずに奪っていく。みんなはコロナ禍に入学してきたから、桜丘が10年以上続けてきた震災支援活動を知らないと思う。明日3/11で震災から丸12年になる。今日は全員で震災を振り返り、認識し、これからの自分が何ができるのか、考える時間にしたい。」
誰ひとりしゃべったりせず、舞台上のその教員をじっと見てしっかり受け止めていました。もちろん、教職員も一緒です。これこそ、深い意味での人間教育だなと思いました。
冷静に、そして力強く伝える船越先生。独特の空気が流れていました。
震災の規模や状況、津波の怖さなど、動画を取り入れながら生徒が分かりやすく説明。そして、コロナ前までの10年間の震災復興支援の歴史もまとめてくれました。あらためて客観的に見ると、桜丘はその時、その瞬間「困っている人を助ける」というシンプルな志しを貫いてきたんだなと感じ、愛がある学校に勤めてくることができて、幸せだなと思いました。とてもいい時間を全校生徒と共有できました。
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