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2023.05.02

校長メッセージ

ざわわ ざわわ ざわわ・・・♪

今年度の修学旅行は、ある程度コロナ前のように実施できそうです。普音科2年生は5/29(月)~6/1(木)、英数科2年生は5/30(火)~6/2(金)の日程で、いざ沖縄へ!生徒たちにとっては一生の思い出となる修学旅行。行先が「沖縄」である意味はたったひとつ、平和の大切さを自分の目で見て感じてもらうことです。1年生次の3学期から複数の教科で事前学習を始めます。例えば、沖縄戦を英語で学ぶ、例えば、沖縄家庭料理を家庭科で作る・・・などです。少し自慢してしまうと、現地のバスガイドさんに「生徒さんたち、沖縄をすごく勉強してきていますね。感心します。」と言っていただいたことが何度もあります。生徒たちにしっかり入っていて嬉しいです。
本日5・6限に、普音科2年生はある映画を観ました。「さとうきび畑の唄」です。映画というか、20年前の2003年に、スペシャルドラマとして放映されたものです。沖縄戦下の、ある家族の物語です。(フィクションです) 主人公は明石家さんまさんです。修学旅行前にこの映画を体育館で約500名全員で観ることが、ある意味伝統の桜丘。もう10年以上前から必ず観ています。
冒頭、私も体育館にお邪魔したのですが、生徒たちは集中して物音ひとつ立てず見入っていました。自分たちが生まれる前の映画なのに、むしろ、「古い」ではなく、「新しい」のかもしれません。
私が今日お伝えしたいのはここからです。(前置きが長すぎですね笑) 主題歌である森山良子さんの「さとうきび畑」~ざわわ ざわわ ざわわ♪~のBGMの中、若いふたりが、まさに"ざわわ"としなる、さとうきび畑の中で、プロポーズを承諾し、優しく抱きしめ合うシーンがあります。高校生には少々照れくさいのか、毎年だいたいこのシーンで、控えめな歓声が上がります笑。私が高校生が好きな理由は、そういうところです!本当に純粋。そして青春真っ只中です。今年の2年生は、なんとこのシーンで歓声だけではなく、拍手が沸きました。その温かい拍手に私はなぜか、泣けてきました笑。
しばらくして戦争が始まるのですが、そのふたりは召集令状を受け取りながらも、けじめとして結婚の記念写真を撮ります。沖縄の民族衣装がとても素敵です。そのシーンでも、自然に拍手が沸いたのです。今年の2年生の、この感性に私が感動してしまいました。
沖縄修学旅行、すでにいい旅行になることを確信しています。
それでは、明日からのゴールデンウィークを楽しくお過ごしください。
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