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2023.05.13

校長メッセージ

心の中で生きている

おはようございます。この週末は様々な行事が重なり慌ただしく過ごしましたが、その分、お伝えしたいことがたくさんできました!順番にお伝えしていきますね。
13(土)、「初夏のつどい」と言って、教職員組合が主催する、教育実践報告会がありました。メイン講演は、林泰弘先生の「身近な人を大切に思うこと・・・大切にするということ」。
林先生は、すでに数人しかいない、私の同期のひとり。若い頃から担任としてライバル心を持って笑、お互いに励まし合ってやってきました。桜丘自転車部を築き上げたのも林先生です。10年前に事務局長に抜擢され、生徒が大好き、現場が大好きな林先生は、泣く泣く事務職へ異動。ですが、持ち前の切り拓く力で様々な面を整えてくれました。
そんな矢先に、長男が急逝。本当に悲しくて林先生を励ます日々でした。林先生の奥様は桜丘の元事務職員であり、人柄を知っている分、奥様のお気持ちを察すると私たちも苦しかったです。しかしその後、予想もしないことが起きたのです。今から4年前(長男が急逝してから6年後)、奥様が急逝。こんなことがあるのか・・・と、教職員全員、ぶつけどころのない悲しみに暮れました。
唯一、気持ちの折り合いの付け方は、天国で奥様と長男が再会しているだろうということです。天国で仲良く楽しく暮らしていると思うと救われます。そんな深い悲しみを体験した人が紡ぐ言葉は、愛にあふれ、説得力があります。
この度10年ぶりに現場に戻り、普音科1学年の学年主任として活躍している林先生。講演会では、あえて感情を出さずに淡々と、でも大切なことは一言一言確かめるようにしっかり伝えてくれました。おふたりは林先生の心の中でしっかり生きていますね。先生、同期として誇りに思います。ありがとうございました。
在りし日の奥様と長男の写真を紹介しながらの講演。素晴らしい家族だなと思いました。
※今日はかなりプライバシーにかかわることを記事にしましたが、以前にも桜丘広報物でお伝えしていますし、新聞にも掲載されました。ご理解をいただきますようお願いします。
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