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2023.06.12

校長メッセージ

自分を思いっきり表現できる場所

本格的な梅雨ですね。いつ降り出すか分からない雨のために、傘は手放せないし、ジメジメ感がイマイチ気持ちを下げます。ただ、雨に濡れた緑がとても鮮やかだったり、ご近所のアジサイが見事だったり、梅雨の良さもあります。日本の四季の素晴らしいところですね。
5月末のことですが、大学生3年生になる英数科卒業生が、現役生のために来校して朗読劇を披露してくれました。題名は「ハイネさん」。原作者は豊橋出身の方ですが、豊橋空襲禍の、ある若者たちを描写したものです。
右から2人目が卒業生。
彼女は高校時代、演劇部に所属していました。大学ではサークルなどには所属せず、地元の劇団で活動しています。その一環で桜丘にも来てくれました。写真内の他の方は、劇団員の方々です。
「朗読劇」だったのですが、写真だけで見ると「立って台本を読んでいるだけ」と思われるかもしれませんが、むしろ逆で、朗読で人を惹きつける、情景を描写するのは、すごく大変というか、声色、間の取り方、話すスピードの強弱、表情など、とにかく、すごい迫力だったのです。「息を呑んで聴き入る」という言葉がぴったりでした。
終わった後のインタビューでは、大学生活で学んでいることの話や、卒業後の夢など、とてもストレートに話してくれました。「自分」を大切にしているなという印象を受けました。それってとても大切なことですよね。本人が言ったわけではありませんが、「朗読劇」は自分を思いっきり表現できる場所!なのだと感じ取れます。そう思わせるくらい、素晴らしかったです。ますます活躍してください!
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