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2024.05.09

中高一貫(高等部)

ゲームを通して、支援の大切さを学ぶ

今年度も貿易ゲームを行いました!どんなゲームか・・・。製品を作って、売って、利益を得る。ものすごくシンプルなゲームです。各グループに配られる製品作成のための資材の入った封筒には、作るものの指示書も入っているのですが、必要な道具がそろっていない封筒もあるので、他のグループと交渉しなければいけません。

ゲーム序盤こんな声が聞こえてきました。

「ハサミがないから何も作れないじゃん」

「あのグループ、自動車を作ってるよ。一台売れたら1万円だって!!しかも、ハサミを3つも持ってるらしいよ。」

「うちのグループは、バナナを5個作っても千円にしかならないよ」

「不平等・不公平だー!」

それでも、一生懸命交渉を続け、何とかどのグループも製品を作り、売り始めることができました。

どのグループも、さらに売り上げを増やそうと他のグループに道具を借りる交渉に行くも・・・「あのグループにハサミを貸してほしいってお願いしたけど、すごい値段を提示されたよ。払えるわけないじゃん・・・」

 

ただ、唯一どことも交渉することなく自分たちのグループで製品を作れるグループがあったんです。そうです。あの自動車を作っているグループです。

 

担当の先生から『このゲーム、これら生徒の発言一つひとつが、世界の縮図であってはいけない。』先進国と途上国の関係や既に行われている支援などに関連付け『この構造的な不平等をどう解決できるか。これからの学習を通じて考えていこう。』とまとめがありました。(文責:川端)

 

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