News お知らせ

　11月にもかかわらず夏日を記録した三連休の最終日、11月5日に名古屋の金城埠頭にて、愛知県の高校生が集まるBIGフェスというイベントが開催されました。高等部2年の有志で行っている「豊橋ムケッカ」の企画でこのイベントに参加・出店してきましたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。

　前回の販売から約半年、この間も様々な活動やそこに向けての話し合いを重ねてきた生徒たち。ムケッカは本来、お米などの主食にかけて食べるシチューのような料理ですが、今回はこれを出汁で割り、スープとして提供することにしました。和風出汁や中華スープ、コンソメスープなど、様々な組み合わせを試行錯誤し、今回は日本人向けの味にということで、和風出汁で割ることに。

　迎えた当日、寒くて温かいものが売れるという想定は外れ、気温25度を超える夏日となってしまいました。しかしながら、生徒の懸命な売り込みが功を奏し、興味を持った多くの方に豊橋ムケッカを楽しんでもらうことができました。「料理で豊橋とブラジルを繋ぎたいんです！」提供を待つお客さんにも、自分たちの想いを伝え、味だけでなく活動そのもののことも知ってもらう機会となりました。

この日ムケッカを食べていただいたお客さんの中には、2杯目を買いに来てくれるリピーターの方も。ここまで試行錯誤してきた味は、食べた人が笑顔になれる完成度まで来ています。あとはこの料理で、実際に日本人とブラジル人の交流を生み出せるかどうか。「豊橋ムケッカ」、今後の活動にもぜひご期待ください！（文責：高等部 佐藤）