News お知らせ

　3月14日木曜日、1学年は普通科・音楽科・英数科・高等部の全科合同で体育館に集まり、今年度最後の学年レクを行いました。4科合同でレクを行うのは4月以来今回が2回目です。レクの内容はクラス対抗の「ミニ運動会」。生徒の「思い切り体を動かして遊びたい」という声から実現した企画です。

 

準備運動を済ませたら、早速競技スタート！一種目目は「綱引き」です。最もシンプルかつ盛り上がるのが、この綱引き。円陣を組んだり、対戦クラスに腕の筋肉を見せつけて威圧したり、楽しむのが得意な桜丘の生徒は縄を握る前から大盛り上がりです　。

　ブザーが鳴ったら試合開始！クラスで息を合わせて綱を引きます。負けたクラスも買ったクラスも、最後にはみんな笑顔に変わっていました。

 

2種目目は「借り人競争」です。この競技も、「ミニ運動会」を企画したリーダー会の中で、やってみたい！という強い願望があり実現しました。ルールは、ランダムに選ばれた走者がお題を引いて、そのお題に即した人物を先生も含めた1学年全体の中から探し出すというものです。肝心のお題は、「バレンタインにチョコを10個以上もらった人」や「英検2級以上持っている人」「まだ話したことない人」など様々。中には「ホテルミラコスタに泊まったことがある人」など、ちゃんと探し出せるのか心配になるお題もちらほら。そして、この「借り人競争」には特別なルールが！自分が引いたお題に即した人物を探すだけでなく、その人物とともにミッションを行いながらゴールを目指します。ミッションは「手をつないでゴール」や「腕を組んでゴール」、難易度の高いものだと「2人以上借りてきて馬飛びしながらゴール」など、盛り上がるものが沢山！偶然選ばれた走者と借り人の共同作業によって進行するのがこの「借り人競争」の特徴なのです。

 

競技は予想を上回る盛り上がりでした。最初は「皆の前に出るのは恥ずかしい…」と言っていた生徒も借り人と手をつないでゴールをする頃には「楽しかった！」笑顔に変わっていました。

 

　今回の学年レクも企画から当日の司会まで、リーダー会を中心に進行してきました。大変な時や勇気が必要だった局面も沢山あったかと思いますが、最後までしっかりと仕事をやり遂げてくれました。やり遂げた自分に誇りを持ちながら、2学年になってからもさらに成長してほしいと思います。

そして実は、この1学年は中学の3年間をコロナ渦のもとに過ごした世代です。コロナ以前は当たり前だったあらゆる行事が縮小された中学時代を過ごしたからこそ、「本当はあんなことやってみたかった」という後悔を晴らすようなレクにしようという願いが込められています。もうコロナ世代なんて言わせない、自分たちは学生時代しっかり沢山思い出を作ったんだ、後から振り返ったときにこの1学年の生徒がそんな風に感じていてくれればいいなと思います。（文責：ワドー）