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2024.06.15

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朗読~‘‘ひめゆり’’を忘れない~

5月25日(土)、南ライオンズクラブ様からご招待いただき、2・3学年の生徒は、穂の国とよはし芸術劇場PLATにて、朗読劇「‘‘ひめゆり’‘を忘れない」を鑑賞しました。

朗読劇の舞台は、第二次世界大戦中日本で唯一の地上戦の地となった沖縄。その内容は、沖縄県立第一高等女学校と沖縄師範学校女子部の生徒と引率教員で構成されたひめゆり学徒隊が、戦時中に経験した沖縄での日々を綴ったものでした。現代の中学生は、メディアや情報機器の発達により世界中で起きている戦争や紛争を知る機会こそ与えられているものの、戦争を実際に経験したことはありません。そんな彼らにとって、今回のような平和学習は非常に重要です。

生徒たちは、これまで学んできた戦争についての知識を確認しながら、朗読劇を通して戦時中の悲惨な状況をより現実的に想像したことでしょう。鑑賞の途中、ショッキングな演出に驚いたり、悲しい顔をしたりする生徒もいました。鑑賞後に生徒に感想を聞くと、「あんな経験はしたくない」、「死と隣り合わせは嫌だ」といった声が聞こえてきました。戦争は二度と起こしてはならないものだと再認識したようです。

戦争は今も各地で起きています。生徒たちが平和の芽を育てていくためには、自分たちが生まれるより何十年も前に起きたことも、日本から遠く離れた地で起きていることも、「他人事」ではなく「自分事」として考えることが肝心です。生徒たちにとって、今回の朗読劇は戦争の悲惨さと平和の大切さについて考える一つの大きな機会になったのではないでしょうか。

 

 

(文責:中学校 小池)

 

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